日本の店舗DXを変革するために – WelcomeHRの決意

私が何のためにこの会社をはじめたのか。そしてどうして今、事業のブランド路線の変更を考えているのか。その経緯と考えを話したいと思います。

私がこの会社を始めた理由

私はブラジルで貧困の問題を目の当たりにし、一方で、日本に来てからは、その差がそれほどでもないと感じました。しかし、日本のある種類の仕事を深く見ていくと、まだまだ大きな問題があることに気づきました。

第一歩として、私の最初のアルバイト体験はカルフールでローストチキンを作る仕事でした。当時の時給は780円。現在でも食品業界では980円から1200円と上がってきていますが、それでも常に生活を支えるには大変な金額です。この経験から、なぜこのような低賃金の仕事があるのかを考えるようになりました。

企業は何を目指しているのか

食品店、介護業界、サービス事業などの多くの企業は「たくさんの人に良いサービスを届けたい」という夢を持っています。その結果、価格を下げることが必要になり、結果として人件費が抑えられるのです。

しかし、本当に人件費以外に削減できるコストはないのかも考えるべきです。私たちは、店舗DXの技術を活用し、業務の無駄を削減することで利益率を向上させ、結果として働く人たちの時給を上げることができるのではないかと考えています。

店舗DXの必要性に気づいたきっかけ

私たちがHRテック市場でプロダクトマーケットフィットを見つけるのに苦労していた時、最初に契約を決めてくれたのはラーメン店でした。彼らが私たちのソリューションを選んだ理由は、スマートフォンでの体験が優れていたからです。

それが、私が店舗業界と関わる最初のきっかけでした。そこで、リサーチを進めていくと、日本には約400万の店舗が存在し、レストランやアパレル、ガソリンスタンド、カラオケなど、さまざまな業種が含まれることがわかりました。

そして、ITオフィスとは異なり、店舗業界には以下のような特徴があります。

  • 多くのパートタイマーが働いている
  • 高い離職率
  • 若年層または高齢層のスタッフが多い
  • 低いITリテラシー
  • 多くの外国人労働者が在籍

そのため、店舗の従業員の苦労はIT業界の人々とは異なり、HRの課題もまったく違うものでした。むしろ、店舗業界のHR管理はデータベースの観点から見ると非常に複雑です。なぜなら、スタッフが常に入れ替わり、新しい情報が常に更新されるからです。

このような背景の中で、数社のクライアントを獲得するにつれ、私は彼らにより適したサービスを提供できるのではないかと考えるようになりました。つまり、店舗業界の特定のニーズを考慮したサービスを作るべきだという確信が生まれたのです。

私たちのアプローチ – 店舗DXの革新

店舗ビジネスの効率を向上させるために、情報システムは使いやすいものであるべきです。しかし、仕事でパソコンを使うことに慣れていない人たちにとって、大企業のソフトウェアは扱いにくいことが多いです。

WelcomeHRは、店舗DXを推進し、現場の店舗運営者やスタッフに対して、より効率的で幸せな働き方を実現できるようなシステムの構築を目指しています。店舗業務のDX化により、管理業務の自動化、シンプルなワークフロー、直感的なUI設計を通じて、より多くの企業が生産性を向上させることが可能になります。

店舗DXがもたらす未来

店舗DXの導入は、単なるコスト削減の手段ではなく、従業員の満足度向上にもつながります。例えば、デジタル化された労務管理システムにより、シフト調整の手間が減り、店舗マネージャーの業務負担を軽減できます。さらに、モバイル対応のシステムを活用すれば、スタッフがいつでもどこでも簡単に業務を確認でき、業務の円滑化が可能になります。

私たちは、日本の店舗ビジネスが抱える課題を店舗DXで解決し、すべての店舗スタッフがより良い労働環境で働ける未来を創造していきます。

Author: ドリー
こんにちは。ワークスタイルテック株式会社 CEOのドリーです!

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