【ビジネス体験談】スタートアップCEOが苦い経験から学んだ3つの教訓

昨日は本当に最悪な一日でした。文句ばかり言う私を見かねた母が、ある動画を送ってくれました。

そこの動画には、5歳と1歳の子どもを育てながら厳しい現実に立ち向かう中国人女性の姿が映っていました。上の子には高額な心臓手術が必要で、彼女の最初の夫は自ら命を絶ってしまったそうです。今は赤ちゃんを背負いながら屋台で食べ物を売り、生計を立てているとのことでした。

その動画を見て思いました。「幸せは視点次第だ」と。
動画を見たことによって、私の問題がなくなったわけではありませんが、問題を違う角度から考えることで、何が本当に大切かを認識させてくれました。それは、会社を倫理的かつ成功に向けて成長させることです。

現在の課題は、ルールを守りながら、どうやってビジネスを拡大し、収益を上げるかです。不正や違法行為はもちろん、たとえ合法でも、強引な契約や空約束のような「合法的な搾取」を避けたいと考えています。

ここで私が痛感したのは、多くの問題が「プロセスの欠如」から生まれているということです。ブラジルではプロセスを無視して「なんとかやる」文化があります。
しかし、日本でのビジネス文化はまったく異なっていました。日本のビジネスマンは率直で、ときに冷酷です。そして、信頼しているビジネスパートナーでさえ、こちらを利用してくることもあるのだと学びました。

昨日のことは生涯忘れられないでしょう。

6カ月かけて、あるクライアントのためにソフトウェアを開発し、週ごとにコードをチェックし納品しました。しかし、そのクライアントはその間レビューを一度も行いませんでした。私たちはそれが「承認」だと思っていました。ところが最終月になり、「基準を満たしていない」と言われ、契約が打ち切られたのです。基準について尋ねると、「具体的には書いていないが、感覚でわかる」と。結果、6カ月分の仕事の支払いを拒否されました。

この苦い経験から私が学んだ3つの教訓について

1. 見積もりから機能のリクエストに至るまで、すべてに明確なプロセスを設ける。明確なプロセスがあれば、不適切な要求を拒否できる。
2. プロジェクト開始前に、双方の期待値をしっかりと確認し、文書化する。手間に見えても、やりすぎくらいがちょうどいい。
3. 契約には優秀な弁護士をつけること。費用はかかりますが、それ以上の価値がある。問題が起きたときに頼れるものがなければ、クライアントは自分の非を認めることはありません。

この一連の経験で得た最も大きな教訓は、

文化ごとに成功の方法が違うこと。そして、「信頼」は大事ですが、それよりも「プロセス」と「文書化」の方がもっと大事だということです。これを学ぶために高い代償を支払いましたが、他の誰かの役に立てれることを願っています。

Author: ドリー
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